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                      |  | こだわりの1本をオーダーするには木製バットの知識も必要です |  
   
   
   
                    木製バットの基本のカタチとサイズには、規定があります。これは、野球のルールブックである公認野球規則をもとにご紹介いたします。
 
 木製バットは、なめらかな円い棒であり、太さはその最も太い部分の直径が2インチと4分の3(7.0センチ)以下、
 長さは42インチ(106.7センチ)以下。
 製法は、一本の木材で作るか、あるいは二つ以上の長い木片を接合して作る、とされています。
 
 なお、各部の名称と規則上の数値は下図をご参照ください。
 
    
   
                     
                      公認野球規則には、木製バットに関して 
                      様々な規定があります構造とサイズについての規定以外にも、木製バットには様々な規定があります。
   ◆バットの握りの部分(端から18インチ/45・7センチ)には何らかの物質(パインタールを含む)を付着させたり
 ザラザラにして握りやすくすることは認められている。
   ◆木片の接合および竹の接合バット→プロ野球ではコミッショナーの許可があるまで使用できない。
 アマチュア野球では各連盟ごとに公認があれば使用できる。
   ◆着色バット→我が国のプロ野球では、ダークブラウン(こげ茶)の着色バットのみ許可されている。アマチュア野球では各連盟・協会の規定に従うこと。
   ◆カップバット(匠ではディグヘッドで製作したバット)→バットの先端をえぐる場合、深さ1インチ(2.5センチ)以内、直径1インチ以上2インチ(5.1センチ)以内。
 くぼみの断面は椀状にカーブしていなければならない。
   ◆ボールの飛距離を伸ばしたり、異常な反発力を生じさせるように改造・加工したと審判員が判断するバットは使用不可。
 使用したり、しようとした打者は反則行為でアウトになる。
 例えば詰め物をしたり、表面を平らにしたり、釘を打ちつけたり、中をうつろにしたり、溝をつけたり、
 パラフィン、ワックスなどで覆うなどが含まれます。
   
   
                    バランスとはバット全体の重心の位置のことで、バットを振った時に重みを感じる部分です。したがって、バランスはボールをとらえる芯、いわゆるスイートスポットのことではありません。
 
 ハンマートップでヘッドから23〜24cm、トップで24〜25 cm、ミドルで25〜27cm、手元で27〜28cmぐらいになります。
 わずか1cmぐらいの違いですが振ったときに大きな違いを感じることになります。
   ※この例は84センチのバットを基本とした目安になっています。長さと重さによって微妙に前後しますのでご了承下さい。
   
   ちなみにバランスと良く間違いやすいスイートスポット(芯)の話も加えて説明します。スイートスポットとは、衝撃を加えたとき、全く震動しない部分で、
 バット上部の先から約17cm地点にある「点」のことです。
 木材をバットのかたちに削ったときに生まれる、打ったら1番良く飛ぶ部分で、
 全体のバランスや木材の成長によって位置が前後いたします。
 
 また、木製バットは金属バットに比べて扱いが難しくヒットが打ちにくい物といわれています。
 それは、木製バットは上記の絵のように、非常にスイートスポットが狭い(点)からです。
 
 ちなみに金属バットはこぶし大くらいあります。(職人から見ると、どこでもスイートスポットと思えます。)
 
 ですので、木製バットでスイートスポット(芯)でとらえるスイング練習をして、金属バットでボールを打つと、
 少し外れても金属バットはスイートスポットが広いので、非常にボールが飛びやすくなります。
   ※スイートスポットの調べ方としてはバットをコンコンとたたいて1番音がにぶくなるところです。(衝撃を加えても振動しない部分)
    
                    「匠」が設計したバランサーという道具で、 
                    バランスを調節します
 カナヅチをイメージしたバランス。扱いにくいが、重心が1番ヘッドよりにあり、
 とにかく遠くへ飛ばしたい方に向いています。
 但し、パワーがないと、ヘッドが下がってしまうので注意が必要。
 長距離バッター向き。
   
 ハンマートップより、重心が下におりているので、それなりのパワーがあれば、スイングによる大きなモーメントを得てボールの飛距離が良く伸びます。
 中距離・長距離バッター向き。
   
 重心を少しグリップよりに寄せることで、全体のバランスが良く、非常に振りやすい。中距離、シュアヒッター向き。
   
 重心がグリップよりで、バットコントロールが抜群に良いです。バットの重量を利用してコツコツ当てるシュアヒッター向き。
   ※絶対に製作が不可能なバット:タイカップ型・ディグヘッド・ハンマートップバランス   
   
                    木製バット工房「匠」のヘッドデザインは3種類ございます。フラットヘッド、ドライブヘッド、ディグヘッド(カップ加工)
 構えたときのイメージが良いものをお選びください。好きなデザインを選んでください。
 バットは道具なので理屈ではない使いやすさやは「打ち味」につながると考えます。
   ※ちなみに、プロは季節やコンディション考えて、同じバットでも違うヘッドデザインを複数用意されています。   
                      
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 フラットヘッドは、スパンとヘッドを切ったような形で、あえて丸くけずらない為、トップバランスになりやすいデザインです。
 空気抵抗が大きく、ヘッドをきかしやすくなると言われています。
 考えてポテポテのヒット打つというイチロー選手も
 このタイプを使っています。
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 ドライブヘッドは、標準型、ノーマル型と言われる形で、高校生の時に良く使っていた金属バットと同じ
 丸くけずったヘッドのデザインです。
 「匠」では、ゴルフのドライバーをイメージし、遠くへ飛ばす意味を込めて、
 また、往年のサッカー漫画のシュート名から、
 ドライブヘッドと名付けました。
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 ディグヘッド(カップ加工)は、丸くけずったドライブヘッドに穴を丸く、くり抜いたデザインです。
 松中選手やイ・スンヨプ選手この加工を使っています。
 
 穴を掘ると単純にヘッド部分が10グラム軽くなります。
 したがって、ヘッドに穴を掘ると手元バランスになりやすいですが、
 「匠」ではトップバランスのバットをつくることも可能です。
 
 例えば、ヘッド:ディグヘッド(手元バランス向き)
 グリップ:Nタイカップ(手元バランス向き)というバットのデザインでも、
 あなた様が望むならば、トップバランスでバットの製作を承ります。
 これは絶対に無理だというバランスでない限り、
 どんな困難な要求でも取り組み、
 製作するのが「匠」の意地でございます。
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                    グリップは、デザインによってバットのバランスが色々変化します。あなた様のバッティングスタイルに会わせるのも良し、小指の扱いがうまくいく形を選ぶのも良しです。
 ここでは、基本的なグリップの説明をのせております。
 
 1→6の順番は、トップバランス向き→手元バランス向きです。
 例:84cmのバットのグリップエンドからヘッドまでの長さを表しております。
 グリップのデザインが1→6になることでバットを短く持つことになります。
   
                      
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   84cm バットの長さをめいっぱい使えます。 |  
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 83cm 小指が収まりがよい。巨人の高橋選手が使っています。
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   82.5cm 金属バットと同じカタチで、高校から使ってきた方には非常に使いやすい。 |  
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   82cm バットを短く持つ方に。 |  
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   81cm スタンダード型の幅を広げたもの。 |  
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   80cm ヒットを打ちやすくする為に考えられたグリップ。NYヤンキースの4000本ヒットを打った有名選手の名前が由来。
 |    ただ、木材は1本1本、水分を含む量や育ってきた環境で性質が違うので、いちがいにグリップを変えるだけでバランスが上記のようになるとは限りません。
 メジャー型でフラットヘッドのデザインが1番トップバランスのバットを作りやすくなります。
   
                      ■ヒットを打つためのグリップ作戦 
                        
                          |  メジャー型
 |  フレアー型
 | 変化球を打ったときに内野ゴロになる確率が多い方は、 メジャー型・フレアー型がオススメ。
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                          |  Nタイカップ型
 |  丸型
 |  タイカップ型
 | 「完全にとらえた!」と思ったら ファールになる方は、
 Nタイカップ型・丸型・タイカップ型はオススメです。
 |     タイカップは、手元でブンブン振り回せるのでシュアヒッターにオススメです。 特にヒットを打ちやすくする為に考えられたグリップなので、
 ヒットをスコンスコン打ったり、内野と外野の間にポトンとボールを落としやすくなります。
 また、グリップが大きく、持ったときに重く感じますが、
 振った感触は非常に軽いバットができあがります。
 ただし、相手(投手)に非力と思われる(思わせる?駆け引きにも使える)グリップでもあります。
   調子が悪い、昨日飲み過ぎた後の試合にはバットの重さを変えるのではなく、バットの条件は同じにしておいてグリップの握りだけをかえたバットを用意してください。
 あるプロの選手がやっている方法として、夏場の暑い時は、0.5ミリ太くした不調仕様のバットを使われています。
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